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日本文化としての大麻

いつから「大麻」と聞くと「麻薬」

のイメージになったのでしょうか。

 

大麻=麻薬 という説は間違いなのです。

 

古来の日本では大麻は

私たちのとても身近な存在でした。

大麻は縄文時代から栽培されていて、

それはなんと稲作が始まる前からありました。

私たちの生活になくてはならないものに

「大麻」は多く使われています。

衣服・布・縄・紐・糸などの民族的な

関係はもちろんのこと、

 

下駄の鼻緒・畳糸・凧糸・魚網・蚊帳・和紙・

漆喰壁・茅葺屋根・麻炭・弓弦・お盆行事・

神道行事・神社関連品・横綱の化粧回し等々、

 

日本の伝統文化には欠かすことのできない

貴重な植物が「大麻」(オオアサ)なのです。

 

特に神道の世界では大麻草はたいへん神聖な植物であり、

「大幣(オオヌサ)」とも呼ばれ、

罪や穢れを祓うものとされてきました。

神社・寺院・天皇家に伝わる神事などにおいて

多く利用されています。

 

「大麻」は「麻(アサ)」に

「大いなる」という意味の尊敬語が

付いて出来た呼び名なのです。

 

「大麻」は「たいま・おおあさ・あさ」と読まれ、

 

「ヘンプ」とも呼ばれています。

 

「大麻」は色々と変化をします。

「大麻の油」はバイオ燃料になり、

「大麻の繊維」は耐久性の高い紙や衣類、

建材や土に還元するバイオプラスチックの原料にもなっています。

 

また、健康・美容効果のあるハーブであり、

海外ではその成分がなんと

医療用にも、どんどん活用されています。

 

「大麻の実」にはミネラルが

豊富にバランス良く含まれており、

 

「大麻の油」にはオメガ3が豊富に

含まれています。

 

私たちの身近な存在“七味唐辛子”など

多岐にわたって使われており、

日本の食文化も支えています。

 

「大麻」は私たちの遺伝子に太古からの

思い出を間違いなく刻んでいます。

ところが今では、「大麻=麻薬」の

イメージになっていたり、

 

昔ながらの適正な栽培であったとしても

「大麻」を所持・栽培したら罪になってしまっているのが

大変残念で寂しいことに感じます。

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